製菓衛生師になるには

作成日:2014年01月20日|カテゴリー:未分類

column1_img1製菓衛生師試験は各都道府県で行われています。その受験資格はご存知ですか?ここでご紹介します。

①厚生労働大臣の指定する製菓衛生師養成施設において、1年以上製菓衛生師としての必要な知識、技能を修得したもの。
②中学校卒業以上で、食品衛生法第51条の規定による菓子製造業施設で2年以上製菓業務に従事したもの。
(東京都福祉保健局ホームページより)

学校に通う方法と、独学で取得する方法があるということですね。学校に通うということは現場に出るのが1年以上遅くなる、それに学費もかかるし・・・だったら早く現場に出て2年以上経ったら受験しよう、と思われる方もいらっしゃるかもしれません。もちろんそれも一つの道。現場での経験はとても貴重ですしね。しかし現場で働きながら受験するとなると、勉強の時間を捻出するのが難しくなるかもしれませんよね。仕事で覚えなければならないその職場独自のこともたくさんあります。その仕事に関わる資格なので、現場で覚えたことが受験勉強に生きることもあるでしょう。しかし製菓衛生師試験の出題範囲は多岐に渡ります。そのため、仕事以外に製菓衛生師の試験に向けた勉強も必要になります。実際に製菓衛生師試験の内容はどのようなものでしょうか。ここで過去の製菓衛生師試験問題から過去問を2題ほど見てみましょう。

(平成24年度東京都製菓衛生師試験問題より)
【公衆衛生学】飲料水の水質基準で、検出されないことと規定されているものを次の中から選びなさい。

1.総トリハロメタン  2.カドミウム  3.フッ素  4.大腸菌

(答:4)

【製菓理論】食品の色に関する記述で、正しいものを次の中から選びなさい。

1.りんごを切っておくと褐変するのは、酵素の作用である。
2.アントシアニン色素は緑色である。
3.天然着色料は、食品添加物として指定されていいない。
4.フラボノイド系色素は、いちごに含まれている。

(答:1)

みなさん、わかりましたか?普段気にしたことがないようなことから日常的に目にしたことがあるようなことまで出題されています。
このような問題が出題される製菓衛生師試験。これに合格するにはどの道がよいか、都道府県別に出している合格率と各学校で出している合格率などを比較してみるのも一つの判断材料にはなると思います。どのお仕事でもそうかと思いますが、仕事と勉強の両立はなかなか大変です。少し現場に出るのが遅れたり学費が必要になったりはしますが、卒業までに資格取得を目指す学校に通うのも長い目で見れば自分のためになり、費やした年数やお金の価値はあるのでははないでしょうか。仕事を始めてから「あのとき取っておけば」と後悔することのないように、将来のことをしっかり考えて今取るべき道を見極めたいですね。

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