【製菓衛生師って?】パティシエとしての国家資格

作成日:2022年05月31日|カテゴリー:授業・実習, 就職関連


製菓衛生師は、製菓技術や衛生知識が身についていることの証明となる資格です。持っていると多数のメリットがあるので、製菓業界を目指す方にはおすすめの資格といえます。

製菓衛生師とは

製菓衛生師とは、製菓衛生師法において定められた国家資格です。和菓子・洋菓子などジャンル問わず、さまざまな製菓技術が身についていることの証明となります。また、「衛生師」とあるようにスイーツ作りの際に必要な衛生知識も習得していることになります。免許更新の必要もなく、一度取得すれば一生使っていける資格です。

製菓衛生師は「名称独占資格」です。この資格を持っていない方が「製菓衛生師」と名乗って菓子製造の現場に就業してしまうと、法律で罰せられてしまいます。似ている資格に「菓子製造技能士」がありますが、細かい点で違いがあります。

菓子製造技能士は和菓子と洋菓子の資格が別れており、それぞれ1級・2級と階級があるのが特徴です。製菓衛生師はジャンル区分もなく、等級もありません。

製菓衛生師は菓子製造技術のほかに衛生知識も必要とされますが、菓子製造技能士は違います。試験で問われるのは菓子製造の知識と技術のみです。

製菓衛生師のメリット

お菓子を作るパティシエとして就業する際、この製菓衛生師資格は必ず取得しなければいけないものではありません。この資格がなくても、パティシエとして働くことは可能です。ただ、取得しておくと就職や転職の際に有利になります。

国家資格の製菓衛生師は、信頼性が抜群です。「衛生知識」があり、安全にお菓子作りをアピールできます。また、「製菓理論」についても深く学ぶので、素材の特徴を生かした商品開発などにも強いパティシエを目指せます。就職したお店でも昇給・昇格しやすくなるほか、独立した際はすぐにプロと認識してもらえます。

自分でお店を開業する際も、この資格は役立ちます。衛生のプロである製菓衛生師は、開業時に必要となる「食品衛生責任者」資格がすぐに取得できるためです。本来であれば講座の受講が必須となる食品衛生責任者ですが、製菓衛生師であれば講座を受ける必要がありません。

また、海外でパティシエとして働きたいとき、製菓衛生師の資格はビザの取得に有利です。日本から出て働こうと思ったら、大方の国では「就労ビザ」を発行しなければいけません。就労ビザがないまま働いてしまうと違法になり、国外追放されてしまう場合もあります。

就労ビザを得るには、申請して審査を受けなければいけません。このときの審査では「この人でなければできない仕事か?」「この人が働くことで国に利益がもたらされるか?」などが重視されます。このとき、専門性の高い国家資格である製菓衛生師は大変有利です。ほかに代わるもののない専門技術を持っている点がアピールできるでしょう。

実際の授業風景を動画で紹介【製菓理論】

こちらの画像をクリックすると動画を閲覧できます。

受験資格は?

製菓衛生師の資格を取るためには、次の条件のどちらかに当てはまることが必要です。
  • 製菓衛生師養成施設に1年以上通った
  • お菓子づくりに関する仕事を2年以上した
養成施設とは、分かりやすく言うと製菓専門学校のことです。ただし、学校によっては取得できる学校と取得できない学校があるので確認が必要です。
つまり、製菓専門学校に通えば、在学中または卒業後すぐに試験を受けることができますが、そうでない場合はお菓子づくりの実務経験が必要になります。

おわりに

製菓衛生師の資格は、安全に菓子作りができるプロであることを証明できます。持っていると就職や転職、独立の際に便利です。受験資格を得るにはいくつか方法がありますが、初心者の方や幅広い知識が学びたい方、手厚いサポートを受けたい方は養成施設に通うのがおすすめです。専門学校ではこれまで培ってきた合格のためのノウハウがあるので、効率的に勉強が進むでしょう。

 

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