作成日:2018年10月31日|カテゴリー:授業・実習
みなさまこんにちは
実習アシスタント 野口未来です
今回はパテイシエ科1年生の
和菓子実習の様子をお届けします
タイトルにありました製品の名前
読めましたでしょうか
黄身時雨(きみしぐれ)
と読むのです
黄身は、卵黄のとこ
時雨(しぐれ)というのは、
秋の終わりから冬にかけて降る雨(またはその天気)のことです
このお菓子の表面の割れが、
雲間や、稲光、雨が降った後の地面を表しているそうなんです
なんだか、季節や気候のような手に触れることの出来ないものが
お菓子になって手にとれるようになるってロマンチックですね
使用するのは黄身火取り餡
卵黄(ゆで卵の黄身を使用)を加えた餡を
加熱し、水分を飛ばしていきます
この水分の飛ばし具合の見極めが大切なのです
絶妙な加減を覚えるため、
先生の手元をよく見ています
ついに私が輪の外になってしまいました…
毎回学生の熱意と勢いに圧倒されてしまいます
そこにさらに卵黄を加えて練り、お米の粉と
お砂糖を加えて捏ねます
餡を包んで、弱火で5分蒸しました
そうすると表面に亀裂が生じ、黄身時雨の出来上がり
生地に色をつけて、黄色の濃い黄身時雨
さらに内側から赤く染めた生地を入れれば
ひび割れから色が透けてきれいな仕上がりになります
※奥に見えるのが、卵黄の色で作ったもの。
手前に見えるのが色を付けたものです
黄身時雨を食べながら
季節の移ろいを感じます…
冬が近づいていましたね∗◊
皆様どうか、体調にはお気をつけくださいませ
実習アシスタント 野口未来