作成日:2019年01月18日|カテゴリー:授業・実習
みなさまこんにちは
実習アシスタント 野口未来です
今回はパティシエ科1年生の製菓実習より
ガレット・デ・ロワをお届け致します
日本のお正月では、御節やお餅をたべますが
フランスではガレット・デ・ロワを食べる文化があります
この、ガレット・デ・ロワですが
フランスの地方によって少しずつ文化が異なります
最も一般的なのは紙で出来た王冠が載った折パイに
アーモンドクリームが入ったもので、
中にはフェーブと呼ばれる
陶器の小さな人形が一つ入っています
1月6日に家族みんなで切り分けて食べ
フェーブがあたった人は王冠を被りみんなから祝福を受け、
1年間幸せにすごせるそうです
元々フェーブは本物のソラマメを乾燥させて使用していたそうですが
1870年に陶器のものになったそうですよ
約150年前に陶器になったという記録はのこっているのですが、
ガレット・デ・ロワの正確な発祥は未だ解明していません
とっても歴史のあるお菓子なのです
ガレット・デ・ロワの表面には様々な模様が描かれます
矢羽模様…麦の穂
渦巻き…太陽
ひまわり…格子模様
月桂樹や四葉のクローバー…葉
五穀豊穣や安全祈願
栄光勝利、子孫繁栄など
新しい年に祈りをこめて頂く
とてもめでたいお菓子なのです
焼きあがってみると、切り込みを入れたところ以外に
焼き色がついてとってもステキですね
冠も載せてみました
さて、パティシエ科ではいったい誰が当たるでしょうか
今年の王様と皇女様は…
1組からはこちらの皇女さま
どうしてもガレットが食べたい
と風邪気味の中、最後までがんばった甲斐がありました
きっと、すぐに元気になるよ
2組からはこちらの皇女さま
ステキな友人に囲まれて
幸せに一年間を過ごせますように
この冠と、フェーブは担任の先生からのプレゼント
やったね
外れてしまったみなさんも、
今年の主役たちを祝福します★
2019年1回目の実習は
おいしくて、とっても楽しい授業になりました
今年も張り切っていきましょう
実習アシスタント 野口未来